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野球肩・野球肘
投球相別投球障害
①
②
③
④
⑤
肩峰下インピンジメント症候群
腱板損傷
肩峰下滑液包炎
肘関節
内側側副靱帯・内側上顆下端障害
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎
肩関節
前方関節内インピンジメント
SLAP損傷・前方関節弛緩
腱板疎部拡大・関節前方不安定性
小円筋・棘下筋・三角筋後部線維 等
肩後方筋群伸張性低下・腱付着部損傷
SLAP損傷・Bennett損傷
投球相:相=境界面で空間的に区別された均質な部分を相と呼ぶ。
投球はワインドアップからフォロースルー迄の連続した動作であるが、大体ここでは5つにその場面を区切って(境界面を作り)運動の切り替わる場面ごとに名前をつけ、そこで起きやすい怪我の分類を行う。
投球相のどの場面で痛みが出るか把握することで自分のけがが何なのか大まかに知ることができる。
実際は徒手検査や画像検査などを行い決定するべきである。
① A〜C
ワインドアップ期 (WIND UP PHASE)
初動からステップ脚の挙上までの動作
挙上時、軸足・体幹・頭部が安定し股関節が屈曲していること。
挙上の高さは腸腰筋によるところが大きく、
腸腰筋の筋力の指標となる。
②D〜F
早期コッキング期(EARLY COCKING PHASE)
挙上したステップ脚が踏み出し設置する
まで。
≒ステップ期及びトップ期
ステップ幅は身長の約70〜80%。
『HIP FIRST』の動作からステップ時点では膝はつま先の位置。 つま先の位置より前に出ていないこと。
③F〜G
後期コッキング期 (LATE COCKING PHASE)
ステップ脚の接地から投球側肩関節最大外
旋位を取るまで。
肩峰下インピンジメント症候群
腱板損傷
肩峰下滑液包炎
④G〜I
加速期 (ACCELERATION PHASE)
投球側肩関節最大外旋位した後から
ボールリリースを行うまで。
肘関節
内側側副靱帯・内側上顆下端障害
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎
肩関節
前方関節内インピンジメント
SLAP損傷・前方関節弛緩
腱板疎部拡大・関節前方不安定性
⑤I〜L
フォロースルー期(FOLLOW THROUGH PHASE)
ボールリリース後上肢の減速運動を行い一連
の動作終了まで。
小円筋・棘下筋・三角筋後部線維 等
肩後方筋群伸張性低下・腱付着部損傷
SLAP損傷・Bennett損傷
Reference
FIGURE-1 :
Journal of Applied Biomechanics, 2009, 25, 22-31 © 2009 Human Kinetics, Inc.
Biomechanical Comparison Between Elite Female and Male Baseball Pitchers
Yungchien Chu,1 Glenn S. Fleisig,2 Kathy J. Simpson,1 and James R. Andrews2
1University of Georgia and 2American Sports Medicine Institute
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